ふだん何気なく口にしている食べ物や飲み物。その材料となる農産物が、どこで、どうやって育てられているか、知っていますか?
リプトンは、こども国連環境会議推進協会及びレインフォレスト・アライアンスと連携し
次世代を担う中高生が主役となって「食」の現実と課題について考える、
「リプトン サステナビリティ大使ワークショップ」を実施しています。
リプトンは、こども国連環境会議推進協会及びレインフォレスト・アライアンスと連携し
次世代を担う中高生が主役となって「食」の現実と課題について考える、
「リプトン サステナビリティ大使ワークショップ」を実施しています。
日本でもおなじみのリプトンは、実は世界でNo.1の紅茶ブランドです。リプトンは125年もの長い間、世界中で愛される紅茶ブランドとして、味わいや原料だけではなく、自然環境や茶園で働く人々への配慮にも強いこだわりを持っています。そのため、リプトンティーバッグは森林の保護や野生動物との共生など、100項目にわたる厳しい基準をクリアした茶園だけに与えられるレインフォレスト・アライアンス認証の茶葉を100%使用しています。
リプトンはそんな強いこだわりを持って、今日もおいしい紅茶を皆さまに届けています。
緑のカエルのマークがついた商品を見たことはありませんか? このマークは、持続可能な農業・林業・観光業を広めるために活動をしている国際的な非営利団体レインフォレスト・アライアンスの認証マークです。私たちひとりひとりがこの緑のカエルのマークの商品を手に取ることにより、熱帯雨林の持続可能性を守る大きな力になるのです。
このワークショップは次世代を担う中高生に、「食を通して環境に配慮すること」に対し、自ら考え、行動し、発信していける人材になってもらうことを目的としています。
そのため、1日限りでのワークショップではなく、自分の関心のある「食の課題」に対して参加者自らその課題を解決するアクションプランを立案し、ワークショップ後はそのアクションプランを基に、実際に行動を起こしてもらいます。
アクションプランを実行したすべての参加者には「リプトンの公式サステナビリティ大使」の認定証が授与され、特に優れた取り組みにはリプトンから賞が贈られます。
運営事務局メンバーが活動をサポート!
「リプトンが大切にしていること」(チャレンジ、ひらめき、貢献、ポジティブ)を基準に設定された下記の5つの賞がリプトンから贈られます。
また、ユニリーバが大切にしている「今できることを、一人ひとりが毎日積み重ねていくことが、よりよい未来につながる力となる」という考え方を実現したアクションプランには、審査員特別賞として、ユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・スクールからも賞が贈られます。
「リプトンが大切にしていること」すべてをアクションプランで実行し、インパクトの大きな取り組みをした人に贈られる賞
簡単にはできない、高い目標や難しいアクションプランにチャレンジしつづけた人に贈られる賞
他の人が思いつかないようなひらめきに満ちたアクションプランややりかたを実行した人に贈られる賞
アクションプランの実行中に問題にぶつかっても、あきらめず最後まで前向きに取り組んだ人に贈られる賞
どうすれば誰かの暮らしに役に立てるか・世界をもっと良くできるかを考え、アクションプランを実行した人に贈られる賞
ユニリーバの企業理念の根幹にある「サステナビリティ」という課題を自分ゴトとして捉え、よりよい未来のための行動を毎日積み重ねつづけた人に贈られる賞
ワークショップ開催
~リプトンのサステナビリティへの取り組み事例を通じて食の課題について学び、アクションプランを立案~
7月のワークショップでは、リプトン ティーバッグを題材として「食」の現実や課題を学んだ後、自らが関心のある「食の課題」を設定し、その課題を解決するためのアイディアを各個人またはチームでアクションプランまで落とし込んでもらいました。
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自分が行ったことで少しでも日本に変化が起こるのはすごい事だと思ったし、今まで影響される側だったが、私も影響する側になりたい!
自分の知らない言葉とか、知らなかった世界がたくさんあって、今回それを知ることができたからには、ちゃんと知ったなりに行動に移したい。個人のプランでも、友人のとか見たり、聞くとすごい面白かった。
自分が飲んだ紅茶の一口には無数の工程を経ていて、無数の人々の手が加わって出来上がっているということに少し感動をし、貴重な一口なんだな、と思った。
今回、初めて参加し、またワークショップ型のイベントも初めてでした。
初対面の人と意見を交し合うことは新鮮で、面白い経験となりました。アクションプランを実現するには多くの人を巻き込み、たくさんの準備をしなければいけないので、これから4ヶ月ほどは精一杯がんばりたいと思います。
いつもやりたいなとか思ってもなかなか大きな行動を起こすことはできなかったけど、今回のことをきっかけにして、活動の結果を出すことができたらいいな、と思いました。
はじめは面倒だとか思ってたけど、自分で考えて行動するということで今回の講義内容は忘れないと思います。内容もとても興味深いものだったし、とっても楽しかったです!
何より自分の頭で最後までぶつかっていくところが、今振り返ると達成感でいっぱいです。
講師の方が本気で自分の意見を聞いてくださったし、他の人の意見を取り入れて自分を高めることができました。
アクションプラン実行
アクションプラン実行期間においては、ワークショップで立てたアクションプランを実際に3か月間実施し、幅広い波及を実現しました。
11月 活動報告会
リプトン公式サステナビリティ大使認定証授与式
第1回活動報告会の開催とともに、アクションプランを実行したすべての参加者をリプトン公式のサステナビリティ大使として認定し、認定証を授与しました。
認定されたリプトンサステナビリティ大使たちは今後もリプトンおよびユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・スクールの主催する勉強会やワークショップに優先的に招待されます。
また、最後までやり遂げた素晴らしい取り組みが数多くあった中、特に優れた取り組みを実施した参加者には「リプトンが大切にしていること」を基準に賞が贈られました。
チームfood moVing on!
桑原 健さん、仙石 真心さん、芳澤 円優さん(中学2年生)
日本の飢餓という食の課題を解決するために、自分たちだけでアクションを起こすのではなく、学校やNPO、行政機関などさまざまな人々の協力を得ながら、きわめて質の高いアクションプランを実施。日本の飢餓という社会課題を多くの人に知ってもらうだけではなく、多くの人を巻き込み、活動への支援というアクションを引き出しました。
「日本にも飢餓がある。6人に1人の子どもが温かい食事を取れていない。」という現状と「私たちの家庭から大量の食が廃棄されている」ということを知り、意識をして未来に向かって行動を変えていく。
文京区社会福祉協議会(フミコム)や農林水産省、セカンドハーベストジャパンさんにお話を聞いたことで、私たち自身より深く現状を理解し考えられた。そして、SNSを利用したり、募金活動、クラウドファンディングをしたり、中学校や大学生協で啓発活動をすることで、より多くの人に社会課題に対しての働きかけを発信出来た。
浦田 優奈さん(高校2年生)
レインフォレスト・アライアンス認証の認知を上げるために、地区センターのボランティア団体とコラボして展示や説明を行い、個人にもかかわらず高い目標を設定してアクションプランに取り組みました。また、最終的には当初の大きな目標であった店舗でのPOPの設置を達成するなど、レインフォレスト・アライアンス認証商品の意義を効果的に伝えました。
多くの消費者が商品購入時に環境や労働問題に目を向けられていない。なぜ、それが商品購入時の指標にならないのかを明らかにし、目を向けてもらえるようレインフォレスト・アライアンス認証の認知を広げたい。
レインフォレスト・アライアンス認証マークについて自らが学ぶとともに、料理部の部員や地域の方々など多くの人に興味をもってもらうことができた。知名度が低いのは、興味がないことや値段が高いことではなく、単純に知らないということが最も大きな要因であり、周知方法の工夫が必要であることがわかった。
レインフォレスト・アライアンス認証の認知を上げるため、個人での活動にもかかわらず、カフェやスーパーなどで実際に物を置いてもらうという高い目標を設定し、それに対してチャレンジしていったことが大きな評価ポイントとなりました。また、途中プランが思った通りにいかなくても決してあきらめることなく戦略的にアプローチを変え、最終的にはカフェでPOPを置いてもらうという当初の高い目標を達成したことがチャレンジ賞の受賞につながりました。
今回アクションプランを実行する中で、やりたいことがあっても目的を見失ってしまうこともあり、「なんで自分はこれをやっているんだろう?」と考えることもあったのですが、いろんな人の支えがあったからこそ、当初やり遂げたかった目的も達成できて賞を受賞することもできたため本当にうれしいです。お店にPOPの設置をお願いしにいったときも、交渉がうまくいかず、やりたいことが思い通りに全然できなくて途中で何度もあきらめようかなと思ったのですが、アプローチを変えることによって、最後はカフェの店頭でPOPを置いてもらうことができ、「あきらめなくてよかった」と思います。
今まで参加したワークショップでは、「考えてみる」という取り組みというのは数多くありましたが、こうして「実際に自分で行動を起こしてなにかをする」機会というのはなかったため、実際に行動を起こすところがやはりとても苦労をして、自分の中で考えていることを実際に行動に移す、ということの難しさを改めて実感しました。ただ、今まで知らない人に交渉なんてしたことなかったのですが、今回の取り組みを機に「小さいことでもとりあえずやってみる」というのができるようになりました。また、案外やれば結果もついてくるというのが分かったので、積極性も身に付いたと思います。
いろんなことに関心があるのですが、特にサッカーと食にとても興味があるため、食の課題をより身近な問題として捉えてもらうために、今後は「スポーツ」と「食」をコラボした取り組みを実施できればと思います。
末廣 大登さん(高校2年生)
食品廃棄という課題に対して、普段捨てられている食品の部位を活用したエコクッキングのレシピを自ら開発し、YouTubeを通じて配信するというひらめきに満ちたアイディアを実施。幾度もの試行錯誤の末、さまざまな工夫を凝らし視聴者にとって魅力のあるコンテンツを配信することで、食品廃棄という課題を視聴者にとってより身近な問題として伝えました。
食べることのできる食品が捨てられている「食品廃棄」という課題。
日々の生活の中で、あまり目を向けられることのない「食料廃棄」という題材に対して、その実態を伝えるだけではなく、どのような伝え方をすればその課題に目を向けてもらうことができるか、というのを考え抜き、アイディアを駆使して伝え方を工夫したため、ひらめき賞が授与されました。また、アクションプランを実行した3カ月間、常に視聴者の反応を意識し、その反応に応じて都度動画の見せ方や伝え方をクリエイティブなアイディアとともに柔軟的に改善したところが評価のポイントとなりました。
4カ月という自分にとっては短い期間でしたが、一歩でもなにかを自分自ら進んでやるということは自分にとっての成長だと思います。
自分自ら進んでなにかを実行したり、親にも「これがしたい!」と自分がなにかをやりたいという意思を伝えたりすることが今まであまりなかったのですが、このアクションプランを実行したのをきっかけに、親にも「本当にこれがやりたい」という自分の意思を伝えることができて、前より親との会話が多くなり、関係も良くなりました。
今後もこの活動は継続的に続けていき、youtube上で自分のチャンネルの登録者1000人を目指します。そこから食品廃棄の問題を意識して自分ゴト化する人たちをどんどん増やしていき、いずれは食品廃棄を伝える先駆者になりたいと思っています。
平田 百甫さん(中学2年生)
平田 千畝さん(中学2年生)
平田百甫さんは「食料廃棄」の課題に対して、自らが通う学校の給食の残食ゼロを目指し、残食0dayを実施。「残食0day」当日は、ポスターや校内放送で食料廃棄の現状を生徒たちに分かりやすく伝え、学校給食の残食を1/4に抑えることを達成しました。
平田千畝さんは「農作物を作っている農家たちの実態」に目を向け、人口増加による食料不足について学校新聞を作成し、掲載。ただ実態を伝えるだけではなく、課題に対して興味を持ってもらえるよう、食料不足により農家が貧困化するといかに日本の自分たちにも影響を与えるか、というのを2050年の人口増加が現実になったときを想定した物語を通じて伝えました。
「食料廃棄」をなくすために、まず学校給食の残食を減らす。
残食0dayを実施して残食量を1/4にできた。
2050年の人口増加問題が現実になったとき、食料不足で発展途上国の農家が飢えたら農作物の生産が難しくなる。
学校外で学んだことを校内で伝える活動を初めて実現させた。前例のない中でもあきらめず先生方を説得し、他の生徒に学びを広げる機会を創りだしたことで、生徒にも学校にも大きく貢献したことが評価につながりました。別々の活動であるものの、同じ学校に同じ時期に働きかけたことの相乗効果があったと見られるため、二人にポジティブ賞が授与されました。
賞をもらえるなんて予想をしていなかったので本当にびっくりですし、自分が頑張ったことがこのような形になってとてもうれしいです。
人に交渉するだとか、自分で自ら進んでなにかを始めるということが苦手だったのですが、今回の取り組みをきっかけに、勇気と自信を持って、人に自分の伝えたいことを広めていくことができるようになったと思います。
今後は、自分の学校だけでなく、近所の小学校や学校以外の場所などでも自分の活動を行い、輪を広げていきたいと思っています。
羽金 結衣さん(高校2年生)
フェアトレード製品の中から、高校生が手に取りやすい製品を選び、ストーリー性を持たせて販売。フェアトレード認証を知ってもらうだけではなく、実際に販売することで、生産者の暮らしの向上にダイレクトに貢献しました。
発展途上国の労働問題について。それの認知度の低さ。
「認知度を上げる」や「伝える」というのに留まるアクションプランが多い中、実際にフェアトレード製品の購買につながる仕組みを作ったこと、つまりは受け取り手に確実にアクションを実行させるというアクションプランの実施を最後までやり遂げたことが評価され、貢献賞が授与されました。
松本 薫乃さん(高校2年生)
CO2を賢く楽しく削減するやり方として、ベランダガーデニングを実施し、そこで育てた野菜を使った料理を展開。食材の生産から消費までを含む一貫したアクションプランを実施し続けました。また、ただガーデニングを行うだけではなく、ガーデニングの様子や実際に作った料理を紹介する動画をyoutubeに投稿し、発信しました。
CO2を賢く、楽しく減らして環境保全に対して少しでも興味を持ってもらう。
ユニリーバの企業理念の根幹にある「サステナビリティ」という大きな課題を自分ゴトとして捉え、「自分自身で始め、自分自身で完結できる」アクションプランを思いついただけでなく、実際に日々の中でそれを実行し、着実に実現まで成し遂げたことが評価されました。ユニリーバが大切にしている「今できることを、一人ひとりが毎日積み重ねていくことが、よりよい未来につながる力となる」ということに改めて気づかせてくれるプランであったため、こちらの賞が授与されました。
リプトンは「サステナビリティ」に対して強い信念を持つブランドとして、今まで継続的に行っている製品やマーケティングを通じての貢献以外にも、より直接的に社会へ貢献できる次世代の未来に向けての教育に関わりたいとずっと願ってまいりました。今回まさに思い描いていた願いを実現することができ、次の世代へバトンを渡すという意義ある活動のスタートを切れたことを大変うれしく思っております。
これからもリプトンは、ワークショップや勉強会を通じて、若い世代が「食を通じた環境への配慮」について学び、「食の課題」を自分ゴトとして考え、より良い未来のためにアクションを起こすきっかけを継続的に提供していきます。
審査員コメント
リプトンが大切にしていることすべてをアクションプランで実施したのはもちろんのこと、プランを実行するだけでなくアクションを起こす中で次のアクションを見出しさらにそれを実行するというアクションの連鎖を成し遂げ点での行動力、および学校やNPO団体、行政機関などさまざまな人を巻き込んでアクションを実行した高い影響力が受賞につながった評価のポイントとなりました。また、このチームの行動力と影響力を見ていくと、ひとつの大きな題材というものを見出し、いかにして人に物事を伝えるのかという部分やアクションプランの実施期間中常に目的意識を見失わず取り組み続けたという部分から、今後の更なる飛躍というのを大いに期待できるため、満を持しての評価となりました。
受賞者コメント
まず受賞できたことに本当にびっくりしました!アクションプランを実行する中で、いろんな人たちからアドバイスをもらったりしたのですが、それがこういう形になってとてもよかったと思っています。今回はやることすべてが初めてだったので、初めは知らないことや分からないことがたくさんあったのですが、実行していく中で本当にいろいろ学ぶことができました。
元々あまり行動にうつせるタイプではなかったのですが、このワークショップに参加してから、行動力や発信していく力が身に付き、それが今回大賞の受賞につながったので、とてもうれしいです。自分の中で大きく変化があったと思うのは、失敗や困難があったときに、ただ「駄目だった」と思うのではなく、「じゃあ次はこうしたらいいんじゃないか」と、その失敗からの経験や学びを次に活かせるようになったことと、考えるだけではなくて、「とりあえずやってみよう」と、実際に考えを行動に移す、失敗を怖がらずに挑戦することができるようになったと思います。
今後は、この活動を続けるのはもちろんですが、この活動に対して思っていることや感じたことをしまいこんだままではなく、いろんな人とその想いを共有し、「自分たちだからできる」という身近なことからいろんな人にどんどん広めていって、ゆくゆくは他の活動にもつなげていきたいと思っています。